SD総合リハビリセンター

SD総合リハビリセンター

Re;life あなたの人生をサポートします

総合リハビリテーションセンターでは、各分野の専門家が「リハビリテーションチーム」を形成し、連携しながら治療を行います。当センターでは実践的な教育システムに加えてモチベーションを高くもって自己研鑽を行う風土があり、患者様およびご家族様に対して丁寧かつ元気に、フットワーク軽く対応できるよう心がけています。若いフレッシュなスタッフが一人一人の患者様 にじっくり&しっかりアプローチすることで「Re Life」をサポートします。

ケアミックス病院で切れ目のない治療提供

急性期から在宅期まで切れ目のない治療を提供しています。

退院に向けた支援

入院時や退院時にご自宅に訪問し、実際の家屋環境の確認を行うことで、自宅退院にむけた実践的なリハビリテーションを提供しています。
退院後必要となる人には公共交通機関の訓練や、調理訓練などを実施しています。

認定施設

京都武田病院には、リハビリテーション科指導医・専門医・認定臨床医が在籍しており、日本リハビリテーション医学会研修施設として認定を受けております。

これからも地域のリハビリテーション医療における基幹病院として、リハビリテーションの質の向上に努めます。

機材の紹介

当院ではロボットテクノロジーを活用してより効果的なリハビリテーションを提供しております。

3次元動作解析システム(Myomotion)

身体動作を3次元的に解析し、最適なリハビリテーション方法を選択するために3次元動作解析システム(Noraxon社のMyomotion)を脊椎・上肢・下肢のフルセットで導入しました。 このシステムは大学病院などで研究目的に使用されることがほとんどで、民間病院でのフル導入は国内で初めてです。マイオモーションはビデオカメラではなくモーションセンサーを利用した3次元動作解析システムです。そのため計測空間を選ばず、どんな場所でも使えます。リハビリ室以外の階段や屋外など種々のシチュエーションで活用できますし、横に介助者がいても問題ありません。また、リアルタイムでモニター画面に骨格モデルが歩く様子を映しだせるため、リハビリ中に自分の手足の動きを客観的に観察することができます。モニター画面上で治療前後の歩き方を比較することや、各関節の動きを細かく分析することも可能です。

歩行分析装置 ゲイトジャッジシステム

短下肢装具ゲイトソリューションの油圧ユニットに生じる力と角度を計測することにより、運動力学的情報を取得できる装置です。歩行周期における足関節底屈モーメントと足関節角度を計測し、波形として捉えることができます。歩行状態を客観的に評価して、効果的な治療の指針を作るのに役立ちます。脳卒中などで片麻痺(身体の片側の手足が不自由になる症状)を生じた場合、麻痺した脚を補助するために足首を固定する短下肢装具が昔から使用されてきました。片麻痺の患者様が歩きにくいのは、すねの筋力をうまく使えないためです。ゲイトジャッジシステムを用いてリハビリテーションを行うことで、これまで難しいとされてきた歩行の改善ができるのではないかと注目されています。

免荷式歩行リフトPOPO

POPO(ポポ)は、歩行時の体重を免荷し、安全にリハビリが行える歩行器型のリハビリ機器です。左右独立懸架のサスペンションと、骨盤・大腿部を支えるハーネスにより、身体をしっかりサポート。転倒の不安を軽減し、安心して歩行訓練に取り組むことができます。免荷機能により脚への負担が軽くなり、長時間の訓練も可能になります。また、バッテリー駆動で力強い電動サポートを備え、装着や操作も簡単。従来機に比べてコンパクトで、80cm幅の通路にも対応できるため、様々な施設環境で使用できます。当センターでは、脳卒中や脊髄疾患、骨折などにより歩行困難となった患者様に幅広く活用しており、「安心して歩ける」「身体が軽く感じる」といった声が多く寄せられています。POPOは、意欲的なリハビリを支援する頼れるツールとして、今後も活用の幅を広げていきます。

データで見るリハビリセンター

データ画像
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一日のスケジュール例

8時00分~

朝食

9時00分~

午前のリハビリ開始

12時00分~

昼食

13時00分~

午後のリハビリ開始

18時00分~

夕食

21時00分

消灯

※週2回入浴(状態に応じた入浴機器があります)

学術的な活動について

回復期リハビリテーション協会 題43回研究大会in熊本にて、脳梗塞患者の症例を基に、介入から復職までの経過の研究成果を発表しました。

詳しくはこちら

リハビリセンターの様子

総合リハビリテーションセンターは4階にあります。日光が差し込む、明るく広い理学療法室では充実したリハビリを行うことができます。単なる運動療法だけではなく退院後の生活を見据えた職業復帰訓練や、スポーツ活動を目標としたリハビリも行っています。自転車に乗りたい方には自転車エルゴメーターおよび実物の自転車を用いた練習を行うことができます。

作業療法室には畳、キッチン、浴槽、洗濯機などが配置され、在宅生活を想定して和室における正座のやり方や蒲団の上げ下ろし訓練、浴室内の動作などを練習していただきます。

  • 4階リハビリ室
  • 訓練器具
  • 3階リハビリ室
  • 作業療法室
  • 理学療法の様子
  • 理学療法の様子
  • 作業療法の様子
  • 言語聴覚療法の様子
  • 4階リハビリ室
  • 訓練器具
  • 3階リハビリ室
  • 作業療法室
  • 理学療法の様子
  • 理学療法の様子
  • 作業療法の様子
  • 言語聴覚療法の様子
  • 4階リハビリ室
  • 訓練器具
  • 3階リハビリ室
  • 作業療法室
  • 理学療法の様子
  • 理学療法の様子
  • 作業療法の様子
  • 言語聴覚療法の様子

今後の展望と研究開発

新しい訓練機器の開発協力

新たなリハビリ治療への取り組みとして、AIとインタラクティブなゲーム技術を用いたリハビリ支援プラットフォーム「TeleRehab Play」をシステム開発企業と共同制作しています。

「TeleRehab Play」は、カメラによる動作認識技術を活用し、ゲームを通じて運動や認知機能のトレーニングを行える仕組みになっています。訓練は、上肢や頭部の運動、視覚と運動の協調訓練など、多層的に構成しており、脳卒中後の方、高齢者、認知症患者などに幅広く対応可能です。

今後の展望としては、リハビリ結果を個別にまとめ、毎日最適化されたトレーニングを提案する、コンテンツを拡充させ対象者に合わせて楽しく継続できる工夫をするなど、AI機能面での強化を目標としています。

学生の受け入れ・教育

当センターでは、日々の臨床活動に加えて、未来を担う医療人材の育成にも積極的に取り組んでいます。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といったリハビリテーション専門職の学生を対象に、総合実習、評価実習、検査実習、見学など、学習段階に応じた多様な受け入れ枠を設けています。これにより、学生は基礎的な知識の確認から応用的な臨床判断まで、段階的に学びを深めることができます。

2025年度の受け入れ予定人数は合計56名と、地域でも有数の規模を誇り、年間を通じて多くの学生が現場で実践経験を積んでいます。指導には経験豊富なスタッフが携わり、学生一人ひとりの成長を丁寧にサポートしています。さらに、チーム医療や多職種連携の現場を間近で体験することで、臨床スキルだけでなく、医療人としてのコミュニケーション能力や協働意識も養われます。

私たちは、こうした取り組みを通じて、将来の地域医療を支える人材を育成し、患者さんにより質の高い医療を提供できる環境づくりに貢献しています。