
リハビリテーション科
診療スケジュール
| 受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30~16:00 | - | - | - | - | - | - | - |
リハビリテーション科では急性期から在宅期まで切れ目のない治療を提供しています。
※リハビリテーション科での治療には担当医の判断が必要となります。治療を受けていただく詳細な流れは外来受診をされた際の担当医にお尋ねください
スタッフ紹介
-
小川 博之
医局長・リハビリテーション科部長
小川 博之
医局長・リハビリテーション科部長
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病医
日本整形外科学会スポーツ医
日本整形外科学会リウマチ医
日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
日本リハビリテーション医学会指導医
日本リハビリテーション医学会専門医
日本リハビリテーション医学会認定臨床医
日本リウマチ学会専門医
日本骨粗鬆症学会認定医
義肢装具適合判定医
がんのリハビリテーション研修会修了 -
寺田 央
寺田 央
日本リハビリテーション医学会指導医・専門医
臨床認定医・義肢装具等適合判定医
障がい者スポーツ医
日本医師会認定産業医
対応している病気と治療方針

脳卒中・整形外科疾患等
当院のリハビリテーション科はさまざまな疾患や障害を対象としています。運動器疾患(骨折などの外傷、変形性関節症など)、脳血管疾患(脳卒中、脳腫瘍など)、脊髄疾患、神経・筋疾患、呼吸器疾患(肺炎、閉塞性肺障害など)、術後廃用などの内部障害、それらに伴う摂食嚥下障害などです。こうした疾患や障害に対し、多くの診療科や専門職と連携して、多面的なアプローチでリハビリテーション治療を提供しています。急性期から回復期、さらに生活期までの幅広い時期にわたって、入院・通院・訪問を通して専門的な治療を提供しています。
治療方法
各分野の専門職種が「リハビリテーションチーム」を形成し、連携しながら治療を行います。若いフレッシュなスタッフが一人一人の患者様にじっくり&しっかりアプローチすることで「Re Life」をサポートします。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のリハビリテーションスタッフを回復期リハビリテーション、運動器・人工関節の術後リハビリテーション、訪問リハビリテーションの3チームに分ける体制をとっています。「チーム体制」をとることで各々の分野に特化したスペシャリストを育成し、患者様により良いリハビリテーション治療を提供することにつながっています。担当スタッフだけではなく、チーム全体で一人の患者様を治療していくことを意識しており、常に最適なリハビリテーション治療を提供することを目指しています。若いスタッフが多いですが、院内の教育システムに加えて自己研鑽も重ねながら、患者様およびご家族様に対して丁寧かつ元気に対応できるよう心がけています。
リハビリテーション科での治療の特徴
当科では、病棟スタッフとリハビリテーションスタッフが緊密に連携し、患者様の「している 日常生活動作(ADL)」(実際の生活場面で自然に行っている動作)の能力向上を重視しています。入院生活の中で実践的なリハビリテーションを行うことで、より確実な機能回復と日常生活への円滑な復帰を目指しています。
治療・サポート体制について

明るく広いリハビリテーション室
4階リハビリテーションセンターでは、日光が差し込む明るく広い理学療法室で充実したリハビリテーションを行うことができます。運動療法に加えて、退院後の生活を見据えた職業復帰訓練や、スポーツ活動を目標としたリハビリテーションを行っています。自転車に乗りたい方には、自転車エルゴメーターおよび実物の自転車を用いた練習を行うこともできます。作業療法室には畳部屋、キッチン、浴槽、洗濯機などを配置し、在宅生活を想定した動作(家事動作、浴室内の動作など)の訓練、和室での床からの立ち上がり方や蒲団の上げ下ろし訓練などにも対応しています。
チームリハビリテーション
医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師、管理栄養士、看護師、看護助手、ソーシャルワーカーなどのメディカルスタッフが会議を通してチーム連携を心がけていることが大きな特徴です。
集学的なリハビリテーション治療を提供するために、リハビリテーション病棟別に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などを配置し、チーム体制で治療を行っています。
1年365日絶え間ないリハビリテーション治療
当院の回復期リハビリテーション病棟では、日曜・祝祭日も含めて週7日間、1年365日のリハビリテーションの提供を心がけています。チーム全員が個々の患者様を把握できるように連携しています。
運動器・人工関節術後リハビリテーション
運動器・人工関節手術の効果を最大限に引き出すためには術後早期からのリハビリテーションが重要です。当院では運動器・人工関節センターがあり、リハビリテーションチームは術後のリハビリテーション治療に習熟しています。難しい症例には3次元動作解析システムなど最先端の技術を駆使してリハビリテーション治療を行います。
訪問リハビリテーション
通院や通所が難しく、自宅での生活に問題や不自由がある要介護の方などを対象として、心身機能の維持回復・日常生活の自立支援を目的として、かかりつけ医や介護サービス関係者と連携し、患者様とご家族様の在宅生活をサポートしています。
診療体制

入院中は1月に1回を目安に、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、メディカルソーシャルワーカーなどが集まって、個別の患者様のリハビリの状況を確認するカンファレンスを実施しています。策定したリハビリテーションプログラムは患者様とご家族様とも情報を共有し、リハビリテーション治療の経過を観察しながら治療方針の見直しを行っています。チーム医療によるきめ細かなケアをリハビリテーション科全体で推進しています。
私たちが大切にしていること

ご希望に応じて、リハビリテーションスタッフが患者様のご自宅を訪問する「退院時訪問指導」を実施しています。患者様のご自宅の環境や、同居されているご家族様との生活の状況を実際に把握させて頂き、入院中の日々の訓練や生活を通じて、スムーズな在宅復帰に向けた準備を計画的に進めていきます。
私たち目指す未来

リハビリテーション(rehabilitation)の語源は、ラテン語の「re(=再び)habilisの状態にする」に由来し、habilisには、「ふさわしい」あるいは「望ましい」という意味があります。リハビリテーションとは、「ふさわしくない状態になった時に、再びふさわしい状態に戻す」ことを意味します。リハビリテーション医学は、「障害を克服し、機能を回復し、活動を育む医学」とも言えます。
現代の医学の進歩により入院して治療する期間を短縮して、治療をしながら日常生活を送ることも可能となってきています。その一方で、病気の治療や手術に伴う廃用状態、心身の虚弱状態による生活機能の低下状態(フレイルやサルコペニア)になり、以前の日常生活に戻れず退院できない患者様も増加しています。当院では、患者様とご家族様にご協力を得たうえで、このような状態を改善する廃用リハビリテーション目的の入院も積極的に実施しています。
当院のリハビリテーション治療は、これから先の生活や未来を見据えて、維持・改善につながる希望を患者様とご家族にご提供することを心がけています。


