
眼科
診療スケジュール
| 受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:40~11:30 | 緒方 | 廣田 | 田村 | 宮田 (8:30~10:00) |
山中 | 宮田 | - |
受付方法:当院の受付までお申し付けください。
初診時に必要な持ち物:保険証、または紹介状をお持ちの方は合わせてご提示ください。
※特に「見え方」に関する受診の場合、散瞳を必要とする検査を行うことがございます。散瞳検査とは、目薬などを利用して瞳孔を大きい状態にして行う検査であり、これにより光が眩しく感じるようになることがあります。時間の経過で自然に戻る症状ではありますが、ご来院の際はなるべく御自身で運転せずにお越しください。
スタッフ紹介
対応している病気と治療方針

白内障について
白内障は目の中のレンズである水晶体が濁る病気で、眼底に光が届きにくくなります。症状としては、見えづらい、ぼやける、かすみがかかったように見える、まぶしいなど様々です。眼鏡店で視力が出づらいことで気づかれることもあります。原因は主に加齢ですが、糖尿病、近視、ステロイド使用、外傷、アトピー性皮膚炎などにより進行を早めることもあります。
また、白内障が「狭隅角」の原因になることもあります。狭隅角では眼内を栄養するための房水の排出ができなくなり、急激に眼圧が上がる(急性緑内障発作)ことがあります。ある日突然、頭痛や眼痛、嘔吐といった激しい症状が出るうえ失明することもあるので、狭隅角を併発している場合は早急に治療する必要があります。
治療方法
白内障は自然軽快することはありません。点眼薬や内服薬で治ることもありません。治療としては手術になります。手術は局所麻酔(点眼など)で、通常5~10分程度で終わることがほとんどです。2mm程度の切開創から、濁っている水晶体を超音波で砕いて取り出します。その小さな切開創から眼内レンズを丸めて中に入れ、水晶体のふくろ(嚢)の中で広げて固定します。眼内レンズの度数は患者さんの好みに合わせて事前に決めておきます。主に裸眼で遠方が見たければ遠方に、スマホなどが見たければ近方にピントを合わせるような度数を選択しますが、患者さんによって好みが異なりますので、相談して決めることになります。眼内レンズの種類は、ピントが1点にバチッと合う単焦点レンズや、最近では少しピントの幅が広いレンズもあります(遠方から中間距離が見えるイメージ)。いずれも保険適応のレンズになりますが、一長一短がありますので、こちらも事前に相談が必要です。
当院での治療の特徴
白内障手術を行う機械は色々市販されていますが、当院では高価なコンステレーションという京大病院で使用しているものと同じ機械を使用しております。この機械の特色は難しい手術にも対応できるということです。術者も機械も京大病院と同じ最高レベルの手術ですので、安心して手術を受けてください。
治療・サポート体制について

京都大学医学部附属病院と同じ機械で手術
外来には糖尿病網膜症や網膜裂孔といった眼底の病気に対するレーザーの機械を設置しています。また、ほとんどの眼科には置かれていないのですが、YAGレーザーという機械もあり、白内障の手術をした人の約40%で生じると言われている術後に見づらくなる後発白内障の治療や、緑内障の治療(選択的レーザー線維柱帯形成術;SLT)を行うことも可能です。いずれも、病気が見つかればその日にレーザー治療を行うことも可能です。
京都大学とキヤノンが共同開発したAI搭載型のOCTで負担のない眼底検査
緑内障や糖尿病網膜症、加齢黄斑変性といった眼底の病気もOCTという機械を使って迅速に正確な診断が可能です。眼底写真を撮るようなもので、当然痛みなどの負担も全くありません。当院のOCTは京都大学とキヤノンが共同で開発したもので、AI機能も搭載されています。
このOCTを使えば、簡便に緑内障の有無をチェックできます。緑内障は40歳以上の20人に1人がかかると言われている国民病です。放置すれば進行していく病気ですので、早期発見早期治療が重要です。40歳以上で眼科を受診したことが無い人で、特に血縁者に緑内障のある人、近視が強い人はリスクが高いので、気軽に受診してください。OCTアンギオグラフィーといった機能もあり、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性などの評価に用いる事が出来ます。もし京大病院で治療が必要な重篤な病気が見つかった場合は、迅速にスムーズに紹介することができます
診療体制

頻当院では最先端の知見をもった京大病院の眼科医が診療しています。手術をしていない眼科からの紹介・手術にも対応しております(手術目的の場合、木曜日か土曜日にご来院ください)。手術が終われば、また紹介元の眼科でひきつづき診察していただくようにしています。また、診断に苦慮することや診療で困ることがあれば、お気軽にご紹介ください。適切に判断して治療方針を決めます。
私たちが大切にしていること

私たちは、医療の提供において「技術」や「正確さ」だけでなく、「心」ある対応こそが本当の安心につながると考えています。初めての診察や手術への不安を抱える患者さんに寄り添い、どんな時でも笑顔で迎え、温かく対応することを全職員が心がけています。受付での挨拶、待合での配慮、診察中の声がけ、治療後のフォローまで――そのすべての場面で「笑顔での応対」を大切にしています。患者さんの笑顔が私たちの喜びであり、その笑顔のために、日々の仕事に真摯に向き合い続けています。医療の現場においても、人と人とのつながりが生み出す温かさは、何よりも大きな力です。安心して通っていただける場を、これからも築いてまいります。
私たち目指す未来

私たちは、地域の皆さまの目の健康を守ることを超えて、「未来の眼科医療」を創造していく使命を感じています。高齢化社会の進行とともに眼疾患の多様化・複雑化が進む中、私たちは最新の機器や診断技術を取り入れ、より早期に、より負担の少ない医療を提供できるよう挑戦を続けています。また、若手医師やスタッフの教育にも力を注いでおり、地域医療の質の向上にも寄与したいと考えております。将来に向けては、予防医療の推進や遠隔診療の導入など、新しい形の医療にも積極的に取り組み、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現に貢献してまいります。夢を持ち、志高く、挑戦を止めない眼科であり続けることを目指します。


