
泌尿器科
診療スケジュール
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| 8:40~11:30 | - | 五十川 | - | 五十川 | - | - | - |
受付方法:当院の受付までお申し付けください。
初診時に必要な持ち物:保険証、または紹介状をお持ちの方は合わせてご提示ください。
スタッフ紹介
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五十川 義晃
血液透析センター長
五十川 義晃
血液透析センター長
日本泌尿器科学会専門医
対応している病気と治療方針

頻尿・尿漏れについて
「1日に何度も尿意を催して日常生活に差し障りがあり困っている」こんな悩みを抱えている人は案外多いのではないでしょうか。排尿回数は1日4~7回が普通とされていますが、それが8回以上の場合を頻尿と定義しています。原因は、多尿、膀胱畜尿障害、心因性などがあります。
これらの背景には多飲、カフェインやアルコールを含む飲料の摂取、利尿剤など多尿をきたす状態や、前立腺肥大症、尿路結石、尿路感染症、前立腺癌や膀胱癌などの器質的疾患、不安症、不眠症などの精神神経疾患などがあり、原因を突き止めることが解決の第一歩です。
頻尿を引き起こす疾患で代表的なものには、過活動膀胱といって膀胱が過敏になり尿のコントロールができなくなる病気があります。年齢とともに増加しますが、最新の調査(2023年、日本排尿機能学会疫学調査)によると、20~30代で11.9%、40歳以上だと13.8%がこの病気であることが分かっています。
また、多くの高齢者を悩ませているのが「夜間頻尿」です。睡眠中2回以上トイレに行くようだと、睡眠障害など健康面での問題が起きやすくなります。
夜間頻尿は加齢とともに増加しますが、先の調査によると2回以上の排尿は、男性20代で14.9%、40代で20.6%、60代で30.7%、80代で59.4%と、決して高齢者だけの悩みではないことが分かります。
治療方法
泌尿器科の診療では、医師の問診、尿検査、画像検査や血液検査などにより頻尿の原因を程度特定していきます。頻尿の原因によって治療方法は異なりますが、お薬によって治療が行われる場合が多いです。
頻尿の原因が過活動膀胱にある場合はβ3作動薬、抗コリン薬といった過活動膀胱治療薬を、また前立腺肥大症の場合にはαブロッカー、PDE-5阻害薬、抗アンドロゲン薬などの前立腺肥大症治療薬を、夜間多尿が原因である場合は抗利尿ホルモン剤を使用します。
前立腺肥大症は男性ホルモンの環境変化などが原因で起こると考えられており、男性ホルモンの働きを押さえることで肥大した前立腺を縮小させ頻尿などの症状を改善することが期待されます。
尿路感染症が原因の場合は抗生物質(内服、点滴)で治療を行います。尿路結石や癌の場合には外科的治療が必要となる場合もあります。
心因性による頻尿が認められる場合には、過活動膀胱治療薬以外に向精神薬を使用することもあります。 それでも効果がなければ心療内科と連携し治療を行っていきます。
また行動療法と言われる生活指導、運動療法、食事療法を行うこともあります。糖尿病などの他の病気によって頻尿がみられた場合は、原因となる病気の治療が行われます。
治療・サポート体制について

入院中の患者様に対しても看護師と連携し、退院支援として頻尿、夜間頻尿などの治療を行っています。退院後も快適に過ごしていただけるよう、患者様一人ひとりに合わせたサポートを心がけています。
診療体制

頻尿や尿漏れといった症状の原因は複雑であり他科の治療が必要になる場合も多く、チーム医療が大切となります。医師、看護師、栄養士、薬剤師、作業療法士などの専門スタッフが協力し、治療方針を検討しながら、服薬指導、食事指導、運動指導をはじめとする各患者様への治療を進めています。
私たちが大切にしていること

医師は、患者さん一人ひとりに寄り添い、丁寧な診療を心がけています。専門知識と豊富な経験を活かし、症状や悩みに対して最適な治療法を提案します。また、わかりやすい説明を大切にし、患者さんの不安を和らげることを目指しています。
私たち目指す未来

信頼のおける医療パートナーとして、地域の皆様の健康をサポートします。


