内科

対応している病気と治療方針

京都武田病院の内科は、風邪や胃腸炎といった日常的な病気から、高血圧、高脂血症、高尿酸血症などの慢性疾患、熱中症、季節性アレルギー性鼻炎などの季節性の疾患、健診異常、何かを受診してよいかわからない場合、或いは誤嚥性肺炎や尿路感染症といった高齢者に多い疾患など、幅広く診療しています。特に、地域の関連施設（介護施設など）からの患者さんが多く、発熱や感染症による入院治療にも迅速に対応。地域住民の健康を支える「かかりつけ医」として、信頼される医療を提供しています。

当院での特徴

内科では地域の「かかりつけ医」として、患者様の生活背景や健康状態を丁寧に把握します。更に、わかりやすい説明によってお一人お一人の病状理解と受ける医療の選択を支援します。また、幅広い疾患に対応し、複数疾患を併せ持つ方々にも医療を適切に実施いたします。当院にはない専門科受診が必要な場合はご希望を伺いながら他院へのご紹介を行います。救急車での搬送にも対応し、時には必要に応じて急性期病院への紹介を迅速に行い、地域医療のハブとしての役割を果たします。

治療・サポート体制について

365日リハビリで自立した生活を支援

入院中のリハビリテーションが必要な患者さんに対し、365日休まずリハビリを提供しています。理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が、歩行や食事などのADLを維持・向上させる訓練を実施します。更に訓練だけでなくリハビリテーション効果を最大にするための栄養サポートも行います。言語聴覚士や摂食嚥下認定看護師、管理栄養士を中心に多角的な評価の上で、医師と連携し一人一人に適切な食事を提案します。寝たきりを防ぎ、施設や自宅へのスムーズな復帰をサポートします。

診療体制

入院後は、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、介護士、薬剤師が連携し、患者さんの状態を定期的に評価。あらゆる疾患の治療とADL維持を両立させます。院外の歯科医師にご協力いただいて必要に応じて入院中の歯科治療にも対応いたします。地域医療連携室と協力し退院後の生活を見据えた医療・ケアを提供。地域の皆様が安心して受診入院できる環境を整えています。

私たちが大切にしていること

内科では、診療行為そのものだけでなく、患者さんの思いに寄り添う姿勢を大切にしています。症状や検査結果だけでは把握できない不安や葛藤、日常生活で抱える困りごとなどを丁寧にお聞きし、「その人らしさ」を尊重した支援を心がけています。
私たちは、患者さんが安心して治療に向き合えるよう、思いを理解し、共有し、必要なときに心の支えとなれる存在でありたいと考えています。医療者としてだけでなく、一人の人間として向き合い、患者さんの望む生活や価値観を大切にしながら、思いを叶える医療・ケアを実践しています。

私たち目指す未来

私たち内科は、すべての世代が健やかに生き、人生をより豊かに過ごせる未来を目指しています。複数の疾患を抱える方や、どの診療科に相談すべきかわからない方にも最適な医療を提供するため、院内外の複数診療科と密に連携し、一人ひとりに合わせた最適な医療ケアを追求します。また、病気の治療だけにとどまらず、健康寿命の延伸や生活の質の向上にも力を注ぎ、身体・心・社会の側面を含めた全人的医療を実践していきます。地域のみなさまにとって、いつでも気軽に相談できる“生涯の健康パートナー”であり続けることが、私たち内科のビジョンです。