京都武田病院では、1.5テスラという高解像度のMRI検査機種を導入しました。 最高クラスの画質により、より診断能力が高まります。
MRI検査は脳や脊椎、膝、肩、子宮、卵巣、血管などの検査を得意としており、血管狭窄・脳動脈瘤・無症候性脳梗塞・頚椎椎間板ヘルニアなどの早期発見、診断に有効となります。
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磁気共鳴コンピューター断層装置は放射線を使わず、巨大な磁石を使用する被爆のない安全な装置です。X線を使用しないため無侵襲または低侵襲で、患者さんに優しい安全な検査が行えます。 CTによる血管検査では、造影剤の使用が不可欠でしたが、1.5テスラMRI検査では、造影剤を不使用または最小限の造影剤で大きな血管に関する撮影が容易に可能です。
(MRAとは…Magnetic Resonance Angiographyの略で、MRIを利用して血管像を描出する方法です)
また従来のMRIより短時間で撮影が可能となっています。
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目的に応じて優れた画像コントラストが得られます。たとえば、脳や脊髄などの中枢神経系などを鮮明に診断できます。また、脳幹部もCTより非常によく描出され、血管描出に優れ、頭部血管、頸部血管までも立体的に描出し、従来のMRIよりさらに画像が良くなっています。縦・横・斜めと任意に様々な断面での撮影による3次元画像での診断ができ、脳の下部や脊髄・関節の中などを見ることができます。脊椎、頚椎の病気の中で代表的な腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症等の診断には、1.5テスラMRI撮影は欠かせません。